台湾、遂に全周防衛強化へ |
(パトリオットのスケルトンモデル。筆者撮影)
昨年12月から今年1月にかけて、中共海軍の空母「遼寧」を含む艦隊が沖縄県の宮古海峡を通過し西太平洋に進出。その後、南シナ海で訓練を終えて台湾海峡を北上するルートで青島基地に戻った。
その往復ルートは台湾を一周した形であり、訓練のみならず台湾と日米への威圧という意味合いもあったものだった。
日本経済新聞1月11日配信記事↓
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中国軍の活動活発に 空母が台湾一周、米次期政権けん制
(http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM11H4J_R10C17A1FF2000/ )
【北京=永井央紀】中国軍の空母「遼寧」が11日、中国大陸と台湾の間の台湾海峡を北に向かって航行した。遼寧は昨年12月に台湾沖の西太平洋を南下して南シナ海に入っており、台湾を巻き込む形で一周した。中国軍は日本周辺でも対馬海峡を過去最多の軍用機が通過するなど活動が活発化。トランプ次期米大統領の対中政策をけん制する狙いとみられる。(以下略)
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この中国の圧迫に対抗するため、このたび台湾国防部は地対空迎撃ミサイルの
「パトリオット3」(「愛國者三型飛弾」)
を台湾東部にも配備したことを明らかにした。
(パトリオットの台湾向けカタログ、筆者蔵)
中央社フォーカス台湾3月1日配信記事↓
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台湾東部にパトリオット配備戦力強化で=国防省
(http://japan.cna.com.tw/news/achi/201703010006.aspx )
(台北 1日 中央社)国防部(国防省)が、東部の花蓮、台東地区に地対空誘導弾パトリオットミサイルを配備したことを初めて明らかにした。戦力強化の一環としている。
2日に立法院(国会)外交および国防委員会で国防部による業務報告が行われるのを前に、立法院に提出された報告書で分かった。(以下略)
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(台北国際航空宇宙・国防工業展覧会(TADTE)にて、筆者撮影)
19世紀の「砲艦外交」さながら“空母”を砲艦に見立てて、中国は近隣諸国へ露骨な有形無形の圧力をかけ続けている。
かつてナチス・ドイツが台頭し始めたとき、欧米諸国が宥和的態度をとったことが災いして、ドイツをツケ上がらせた挙句にポーランド侵攻に始まる世界大戦を招いてしまった。
「歴史は繰り返す」と言うが、現代のナチス=中国に対して同じ轍を踏んではならない。軍事力誇示の威圧に対しては、毅然とした姿勢を示すことが大切である。
従って日本国民の生命財産を危険に晒す「日本国憲法」の該当部分は、速やかに改正する。当然のことである。
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