女性宮家創設は利権の温床ではないのか? |
そもそも何故「女性宮家」なるものを創設しなければならないのか、さっぱり判らない。天皇・皇后両陛下のご公務、および既存の各宮家のご公務の負担を軽減させるためというのなら、その「公務」なるものの吟味が先ではないだろうか。
日本国憲法第一条に曰く「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴~」。
この趣旨からしても、日本の弥栄のために代々受け継がれてきた宮中祭祀や各種祝賀を中心とする伝統的公務こそが、皇室の最優先「公務」である。その次に重要なのは、親任式や認証官任命式、信任状捧呈式、勲章親授式、各種ご会見・ご引見・拝謁などの国政と外交に関わる行事である。
宮中祭祀などは新たに増加する要素が少ない公務である。また親任式や認証官任命式、信任状捧呈式、勲章親授式、各種ご会見なども、年々激増するような性格のものではない。
そうなると「女性宮家」推進の人がよく言う「ご公務の増加」とは、その他の例えばスポーツ大会開会式への出席とか、各種団体の総会やら記念行事やらへの出席などというもの。こんなのは言ってみれば、その主催団体の箔付けに皇室が利用されているようなものではないだろうか。
それを敢えて「女性宮家」創設までして対処しなければならないという真の理由は、箔付けの「ダシ」を増やして新たな利権を創り、それにありつこうという下心があるからではないのか?
そんな「公務」なんぞは一言でいえば、ただの税金の無駄遣いでしかない。
日本国憲法第一条を繰り返すと、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」とある。
従って真っ先にすべきことは、税金の無駄遣いの是非を日本国民に問うことである。もっとも答えはもう決まったようなものであるが。
仮にではあるが、今上陛下がリベラル思想の持ち主で「女性宮家」創設に賛成だとしても、税金の無駄遣いを否定する日本国民の総意に反して憲法違反覚悟の創設ゴリ押しが出来るのだろうか。
だいたい「女性宮家創設→税金無駄遣い→新たな利権の温床」という本論は、民進党ら野党が言うべき話ではないのか? しかし民進党が率先して進めているということは、つまり最終的に「カネよこせ」という下心があるからだろう。下野して国会議員数も減り、政党助成金も激減しているから、何にでも食らいつこうという姿勢の表れだ。
それから伝統保守側も、伝統論やら反日勢力の陰謀論やらで反対している人が多すぎる。少しは頭を捻ってみればいいのに。
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