「議員破門状」制度化を |
大阪維新の会は4月4日、疑惑の渦中にある上西小百合衆院議員(維新の党)を「除籍」すると発表した。
スポーツ報知4月5日6時0分配信記事↓
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上西議員除籍理由全文
(http://www.hochi.co.jp/topics/20150404-OHT1T50227.html )
大阪維新の会は、大阪維新の会倫理規則に基づき、下記理由により上西小百合衆議院議員を除籍とする。
<理由>
平成27年3月13日に開かれた平成27年度予算採決が行われる衆議院本会議の前日に、体調不良のため医師の診断を受け、また診断書を受領しているにも係わらず、同日夜に会食に出かけ、その後3件ほどお酒の出る飲食店を回った。
翌日、体調が優れず予算採決の衆議院本会議を欠席したが、大阪で一人暮らしをしている家で療養することを理由に、午前中に東京から大阪に新幹線にて移動した。
上記の行動に疑義を抱いた報道機関の取材に対する対応において、被処分者は「事務所を通じてくれなければ取材拒否」などと繰り返し言を発し、秘書も言葉を荒げ不適切な対応をした。
これら一連の行動は極めて不可解な行動であり、さらに被処分者の日頃の言動については問題が多く、現在大阪維新の会府議団預かりとして指導を受けているところであるが改善の見込みは全くなく、また被処分者の当該秘書の言動について問題があることも数多く指摘されている。
納税者の視点で税の使い方を厳しくチェックすることを原点とする大阪維新の会としては、被処分者及び当該秘書の給与に対して国民の税金を充てることを是認できない。
以上(原文まま)(以上引用)
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維新の橋下大阪市長は記者会見で、
「普段の言動に問題がある」
「もう2度と大阪維新の会からは公認しません」
「もう2度とあの議員とは付き合いません」
と上西議員の「除籍」および今後無関係である事を宣告した。
当然の判断である。
ただし上西議員は維新の比例近畿選出、比例名簿の上位だったから当選した訳で、そんな「普段の言動に問題がある」者を比例名簿の上位とした橋下氏ら維新幹部の見識も疑わざるを得ない。
また上西議員は維新除籍となっても他の政党に身を寄せる可能性もあり、現に過去多くの議員がそんなことをやっているので、「もう2度と公認しない、付き合わない」と言うだけでは制裁として不十分ではないだろうか。
本件を機に政界全体で、議員の本分を外れた議員や反社会的な行為を行った議員に対する制裁措置、特に議員の所属変更に関する制裁制度を考えるべきである。
例えばやくざの世界では、不始末をしでかした組織の構成員に対する処分方法として、「破門」、「絶縁」という制裁がある。その際に「破門状」「絶縁状」をもって、極道社会の関係先にその旨通知するのである。例えばこのようなもの
↓
(ネット上で散見される画像)
この「破門状」を受けた組織は、上記中の「縁組・客分・交遊・商談・使用・拾い上げ」などを行ってはならないというしきたりがある。
同様に政界でも、反社会的・反道徳的な不始末をしでかした議員が簡単に他党へ移籍しないよう、
「議員破門状」
の如き通知を関係各方面へ送付するよう、制度化すればよいのではなかろうか。
今のところ国会議員の身分を剥奪する法律が不備なので辞めさせることは出来ないが、除籍の不心得議員が他党に身を寄せて政党助成金の配分にあずかるような、国民の税金を食い物にする行為は、この制度によって防ぐことができる。
それにしても上西議員、“次”は無くとも毎年3,000万円近い給料+調査費支給だけは残り3年以上保証されている。『政界のエリカ様』ではなく、『浪速の税金泥棒』と評した方がいいのでは?
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